さつまいもと一期一会 [美味しいモノ]

昨日、焼き芋に並んで待っていた時、
前に並んでいた人たちは、すごくフレンドリーで話しかけてくれました。

妻「私たちね、熊本から来たんですよ」
まほ「く、熊本から?すごい遠くからいらっしゃったんですね♪」
夫「専業で、さつまいも農家をやっていまして、今日は偵察に来ました」
ま「偵察ですかぁ?」
妻「はい、無農薬でさつまいもを作っているんです」
夫「こんな感じです」と、見渡す限りの農園の写メを見せてもらいました。
夫「さんちょうあります」さんちょうって何?三町歩のことらしいです。ひろっ!
話していると、mutuminさんと被る部分があり、
ま「青森の友人が、陶芸家なんですが、農業もすごく熱心にやっていて、
さつまいもも作っていますよ」
夫「えー、青森で、ですか?青森でさつまいもが作れるんですか?」
ま「そうなんですよ。私も最初、あんな北で作れるのかなと半信半疑でした」
と、何故か私が自慢げ(笑)

名刺もいただきました。
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通販もやっている方々なので、公表してもOKですよね。

聞いてみると、こちらに娘がいて舞台女優をやっているそうです。
その子に、新都心でさつまいも博をやると聞いて、
2人で上京してきたのですって。

無農薬でさつまいもを作るにあたって、カメムシを使っているというので、
「私の友人は、カマキリですよ」なんて情報交換したりして♪
なんかね、触っても臭くない、濃い茶色のカメムシが居て、
タガメのように、芋虫に吸い付いて体液を吸い取ってやっつけるのだそうです。

親の代からさつまいも農家で、引き継いでやり始めたとき、
農薬をまかないといけないのが嫌で、無農薬を研究しました。

でも、さつまいもの葉っぱが網目みたいになるくらい、虫がつく。

ある日、カメムシがさつまいもについている虫から養分を得ているのを見つけて、
そのカメムシを集めて、実験的に、一畔だけそれを置いてみたら、
そこだけ葉っぱが綺麗で、カメムシを繁殖させるようになった。
・・・ということです。

妻「うちはいろんなさつまいもを育てていますが、
シルクスィートが一番美味しいと思います。好みの問題ですけどね」

並んでいた「阿佐美や」さんは、シルクスィートをやっていなくて残念そうでした。
ただ、こちらも無農薬のお芋を使ってましたので、食べてみたかったみたい。

つぼ焼きは、しっとり仕上がって、石焼は皮が香ばしく中身はしっとり。
同じさつまいもでも味が違うのが面白いそうです。

妻「電話くれたら、お安くしますよ。『さつまいも博で会った』と言ってください」
ま「私まほっていいます。そう言ったら分かりますか?」
妻「覚えておきますね」

そんな話をして、焼き芋を買うと別れました。
「いろいろお話をうかがって良かったです。ありがとうございました」
と、お互いにご挨拶。

素敵な出会いでした。

それに、mutuminさんも何か聞きたいことや種芋の相談があれば、
ここに電話してみるといいかも知れません。


追記です。
調べてみると、さつまいもにつく害虫として、
カメムシのことが書いてあるものもありました。
ただ、「濃い茶色の一種類のカメムシ」とおっしゃっていたので、
普通のカメムシと、少し違うのかも知れませんね。
臭くないって言うし・・・カメムシと似て非なるものかも?
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