美味しいオペラ

検索で引っ掛かり、歌う方のオペラだと思って来てしまった方、ごめんなさい。

ケーキのオペラのお話です。

ショートケーキ、ザッハトルテ、モンブラン、シュークリームと、
この形で、こういうのが入っていたらこの名前！というケーキがあります。

オペラも、あるお店なら、どこのケーキ屋さんでもオペラです。

でも、なぜオペラ？
と思って調べてみました。



オペラの定義としましては・・・、
横に細長い形状
上に金箔が乗っている
コーヒーをしみ込ませた生地とチョコレートを交互に重ねてある


このケーキの名前オペラの由来には諸説ありました。

オペラ座のそばにあるケーキ屋さん・・・「ダロワイヨ」と「クリシー」
どっちが先かと言えばクリシーのパティシエが考えたらしいのですが、
その時の名前は別でした。

で、そのケーキは、クリシーのパティシエが引退した後、
他のパティシエに伝承され、その中の一人がダロワイヨのパティシエだったらしい。

ダロワイヨはオペラ座の近くだし、
金箔を、オペラ座のてっぺんに立つアポロンが抱えた金の竪琴に見立てて、
オペラと名前を付けて売り出した・・・というのが一番多いご意見でした。

他に、何層も重なる生地が、オペラ座の座席に見立ててあるから？
ホントだ！
オペラ座に出ていた、人気のプリマドンナがチョコレートが好きで、
その人のために考案されたケーキだから？

そういうお話も出てきましたよ。


とにかく、上品で美味しくて、見た目も美しく、
コーヒーとチョコレートが好きな人間には、たまらないケーキです。

皆さんももし機会があれば、
由来を思い出しながら召し上がると、いっそう美味しいかも知れませんね。