笛の音

木村俊介さんの笛のライブに行ってきました。
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地元出身、地元在住の方なので、
さいたま市内で演奏会をすることが多く、
私も何度か足を運びました。

和の笛は良いですねぇ。。。
陰陽師の世界に迷い込んだみたいです。

「陰陽師」という映画、野村萬斎さんの所作一つ一つが素敵で、
原作が好きで全部読んだのですが、その世界にぴったりハマっていました。
それで1と2を2回ずつ観たのですが、その中に、源博雅という友人が出てきます。
これが笛の名手で、映画の中でも何曲か吹いていました。

あれは実は誰が吹いたのか分かりませんが、笛の音が心に響きました。

で、木村さんの笛を聞くと、あの映画を思い出します。


さて、ライブですが、今回は趣向を変えて「冬の怪談」がテーマでした。

小泉八雲の「耳なし芳一」と「オシドリ」というお話を、
琵琶をひく女性が語り、木村さんが笛で効果音とBGMを演奏していました。
箏もそれに華を添えました。
同じく八雲の「ちんちん小袴」という話は、少しコミカルで面白かったです。
言っておきますが、卑猥な話ではありませんよ。
どこかで調べてみてくださいね(笑)
ご要望があれば、載せるかも知れません。


冒頭では、加藤木さんという男性が、
木村さんの笛に合わせてお神楽を踊りましたが、
これが、日本舞踊をベースにした、素晴らしい動きでした。
キレッキレでしたよ。

この時が一番、木村さんが笛を吹いたかな。
あとは、さっき言ったように琵琶の女性のバックアップのような感じで、
実は、もう少し笛を聴きたいと思いました。

でも、充分に面白く楽しかった。


ただね・・・琵琶の物語は、怪談という性質上、静かで粛々と進むので、
仕事を早退して駆けつけた私は、疲れもあって、つい眠くなるのです。

いやそのぉ・・・和楽器の音色が「1/fα波」を出していたのです、きっと(笑)
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