初詣の副産物 [行事]

初詣で長く並んでいると、前後の人たちの会話が自然と聞こえてきて、
子連れ家族とか、カップルとか、いろいろ居ましたが、
その中で秀逸だったのが、前に並んでいた年配のご婦人たちのお話です。


1人は京都出身で、もう1人は関東出身らしく、
2人はどういう知り合いなのか、今一つ分かりませんでしたけどね。

京都の人は、戦国時代トップがしょっちゅう変わったので、昨日Aさんの味方と言っていると、今日はトップがBさんになって、反逆者扱いされる。そのため、モノをはっきり言わない癖がついている。

なるほど、そうだったのか!と納得するまほ(笑)
排他的で、よそ者に心を開かないところも、原因はそこ?

自分は姑にある日呼ばれて「『石女』と書いて、なんて読むか知ってはりますか?」それだけ言われた・・・知らなかったけど、調べたら「うまずめ」。子を持たない女のことだった。結婚して数年たっても、子どもができていなかったのでそんな言い方をされて、いたく傷ついた思い出があるので、今、息子の嫁さんには、「産まないなら産まないでもいいけど、あまり遅くなってから子どもが欲しくなっても、私と赤ん坊の両方のおしめを取り換えることになったらたいへん」と言ってあげた。

まぁ、私に言わせればどっちもどっち、立派なモラハラですが、
どっちを言われたらより傷つくかと言えば前者かなとは思いました。


トップが変わったと言えば、徳川家康が織田信長に関東に追いやられた時期、
腹が立って腹が立って「なんで私がこんなド田舎に!」と。
京都に比べると、関東は田舎だったのですね。

それで、大みそかに門松の準備をしていた家臣のところにきて、
「ええいっ!織田めっ!」と並べてあった竹に、腹立ちをぶつけたのだそうです。
門松の竹がすっぱり斜に切られているのは、関東が多く、
そういう理由なのだそうです。
門松.jpg

ということは・・・昔はこの形が主流だったのです。
DSC_0811.JPG
武士は、スパっと首をはねられたみたいな形だから嫌がって、
斜に切ったという別な説もあります。

商売をする人は、節がしっかりしていると、
スパッと切るほうを使うこともあるそうです。

この写真はご近所の氏神様。
氷川神社は、数々のご利益がありますが、
確かに、商売運も上げてくれるみたいですよ。
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