一周忌 妹よ [家族]

お寺で一周忌の法要をしてもらう間、
お経を聞きながら思っていたのは、彼女の小さな時のことでした。

うちは、月命日にはほぼお墓参りをする家でしたので、
このお寺さんは、なじみがあります。

ご住職も、私たちが子どものころから成長を見ているので、
まほちゃん、まみちゃん、〇〇ちゃんと呼ばれます。

ご住職の息子さんも後を継いでいて、その人が弟と同い年なので、
今もいろいろ気軽に聞いたり、相談したりします。


そんな間柄なので、ちょろでおしゃべりだった妹は、
小さい頃、お寺の境内を駆け回り、興味があるモノは触りまくり、
和尚さんに何か聞かれても、へらへらしゃべる子でした。

境内で遊んでいるときに、うるさすぎて飼い犬に噛みつかれたこともあります。
以来、犬が嫌いな妹でした(笑)

今まさにご住職が叩いている、大きなおりんも、
ガンガンガンガンと、叩いていました。

中学生ぐらいまで、そんな子でした。

馴染のタクシーの運転手さんに
「あれ、まみちゃんいたんだね。静かだから、乗ってないと思った」
と、かなり大きくなってから言われたこともあります(笑)


そんな奴だったので、大人になってからも人懐っこく、
誰とでも仲良くなり、嫌われることがない妹でした。


お経を聞いているうちにそんなことを思い、じんわり涙が滲みました。


在りし日の故人に思いをはせる・・・これが本当の供養なのですね。



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