疫病は恐ろしいけど [健康]

今朝のテレビで言っていましたが、
インカ帝国は、天然痘で滅びたそうです。

人口1000万人、かのマチュピチュを築き、隆盛を誇っていたインカ帝国は、
たった168人で攻め入ったスペイン軍に敗れたのです。

それが、スペイン人が持ちこんだ天然痘のせいだったというのです。
(アステカ王国も、前後して滅ぼされました)


天然痘にバタバタと倒れていくインカ帝国の人々・・・。
医学どころか、生物学も化学も今のようではなかった当時、
インカ帝国は、人口が10分の1ほどになり、滅亡してしまったのです。

その天然痘が、今までの疫病の中で一番人類を殺しています。
第一次、第二次世界大戦での死者が1億人、
世界各国に広がった天然痘で亡くなった人が3億人。

その脅威は計り知れなかったと思います。

そして、インカ帝国の人々は、自分たちが苦しめられている天然痘に、
スペイン軍が罹らないので驚き、スペイン人のキリスト教が強力だと思いました。

そのせいで、キリスト教信者が増えたというのです。

実は、スペインではその前に天然痘が流行し、免疫があっただけなのですが。


日本での天然痘の最初の記録は、調べてみると、
室町時代、当時疱瘡(ほうそう)と呼ばれて恐れられたとのこと。

突然高熱が出て、体中にぶつぶつが出来て苦しんで死んでいくのですから、
ワケもわからず家族や知り合いが亡くなった人々は、どんなに恐ろしかったでしょう。

結局、天然痘は人類が最初に出会って、
そして根絶させた歴史を持つ疫病なのです。


何を言いたかったかと言えば、天然痘さえ根絶させ、
不治の病と言われた結核も、そのあと死病と言われたがんも、
どうにか抑え込んできた人類ですから、
きっと、新型コロナウィルスもいつかは根絶させると、私は思っているのです。

今の自粛に耐え、緊急事態宣言が解除されたあとも、
マスクをして消毒をして三密を避けてくらせば、
数年経たないうちに研究が進み、ワクチンや特効薬ができることでしょう。

そう希望を持って、今は我慢我慢。
インカ帝国の時代よりも、ずっとずっと医学も化学も生物学も発達していますから♪
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