シャッターの外のおばあさん

先日お話しした、通勤路の楽しみの一つ、
シャッターの中に椅子を置いて座っているおばあさんに挨拶すること。

の件ですが、この間前を通りかかったら、
シャッターは開いているのに、おばあさんが居なくて、「・・・?」
するとその家の前に、杖を突きながら段ボール箱を引き摺る女性が。

実は私、半分開けたシャッターの中にいるおばあさんの顔を、
よく見たことが無いのでした。

シャッターの中はあまり明るくないし、
挨拶は一瞬で、半間のシャッター前を通り過ぎるのは、ほんの2.3歩程度です。

朝から、ちゃんとお化粧しているところが、
ここで何かのお店をやっていたのだろうと彷彿させるのですが、
目鼻立ちの細かいところは、覚えていませんでした。

そう!
その段ボール箱の女性が、つまりはシャッターのおばあさんだったのです。

段ボール箱は小さいモノで、さらに小さいスーパーの袋が二つ入っていました。
あ~ゴミか!

シャッターのある家の斜め前ぐらいに、ごみ集積所がありました。
そこまでゴミを置きに行こうとしていたので、外にいたのでした。

私にはほんの数歩の場所ですが、杖をついたおばあさんにはたいへんでしょう。

「ゴミ、出しますよ!」
私はその段ボール箱をゴミ置き場まで運びました。

「あらぁ、すいませんね!ありがとうございます!ほんとにありがとう!」

朝の挨拶しかしたことがなかったので、
こんなにたくさんのセンテンスを聞くのは初めてでした。


「いいことしちゃった」
私は、褒められた小学生みたいに嬉しくなって、
足取り軽く会社に向かいましたとさ♪(た~んじゅんっ(笑))
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