ご近所づきあい

昔は誰かが亡くなると、その家でお通夜もお葬式もしたものです。
私は、田舎で育ったので、そういうご近所のお手伝いにも行っていました。

普通は、男衆と女衆、つまり隣組で一軒につき男女1名ずつを、
お手伝いに出すきまりになっていました。

だいたいは、夫と妻が、仕事があっても休みをもらって参加します。
どうしても休めない人は、周りの家にご挨拶して外してもらいました。
その女衆に私も母の代わりに行かされていました。

だから、若いときからおばちゃんやらおばあちゃんの間で、
ほぼ「パシリ」役で働いたモノです。

何をお手伝いするかと言うと、男衆は力仕事と帳場(会計係)で、
女性は調理係と接待でした。


そんな風習も、いつの間にか廃れて、
私がお嫁に来る前から、田舎でもお通夜や告別式は、
そういうホールでやるようになっていました。

ところが、結婚してしばらくして自治会の同じ組で亡くなった人がいて、
「故人の遺志で、家から葬式を出したい」と言われ、みんなでお手伝いしました。

それが、私がお手伝いした、今のところ最後です。

その時に、ご近所の奥さま方が、非常にフレンドリーで安心したものです。
みんな優しくて、よく働いて好感が持てました。

お話していても面白くて、明るくて、楽しく働けました。
あ、いや、お葬式のお手伝いで楽しくというのもなんですが。。。(笑)


うちの組は、全部で6軒ですから、気心が知れたらこっちのものです。
「良いところにお嫁に来たわぁ」と思いました。

その関係は、世代が少しずつ代わりながら続いています。
うちも、義父母を見送り、ご近所でもだんだんお年寄りが去っていき、
現在に至っています。。。

世の中には、戸建てを持つと、ご近所がうまくいかなかったら大変だから、
マンションで良いという人も多いと聞きます。

賃貸なら、多少負担はありますが、部屋を変わればいいのです。


でも、いい関係のご近所さんが居れば、そんな必要はありません。
それよりも、むしろ良いことですから。

もちろん、顔を合わせればあいさつは欠かしません。
ご近所の迷惑になるようなことは、避けます。


それで・・・だ!
先日、お隣のおばさんから電話がありまして。

続きはまた(笑)
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