行く当てのない郵便物

お引越しをしたとき、郵便局に届け出れば、
前の住所で来たお手紙を、1年間だけ新しい住所に転送してくれます。

妹のアパートを引き払ったので、いろんな郵便物が私のところに届けば、
未払いがあったら払うことができると思い、
普通の引っ越しのように届け出書を出しました。

郵便局でそれを出して「亡くなっちゃったので・・・」と言うと、
郵便局の方が「あ、亡くなった場合はだめなのです。転送しません」

「え?どうして???」
聞いてみると、亡くなった人の個人情報を守るために、
届いた郵便物はどこにも転送せず、差出人に戻すそうです。

あーでも、アパートですから、
今はポストを封鎖してあり、もちろん郵便物は戻ってしまいますが、
近い将来、新しい借主が入ったときに、
その住所のその部屋番号に、間違って妹あての郵便物が入ることは無いのでしょうか?

住所は正しくその部屋だし、いちおう新しい借主が居るにしても、
うっかりして、妹への郵便を入れてしまうことはあり得ます。

そうなれば、肉親の私に届くよりも、もっと個人情報の漏洩になるのでは?

なんか違うぞと思いつつ、何も言えず郵便局を後にしたまほでした。。。

う~んそれにしても、今、封鎖されたポストに入らない郵便物は、
差出人に戻され、むなしい一生を終えるのですね。。。(笑)
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年末年始 [行事]

お正月を祝う気持ちは、今は出ませんが、
年末は確実にやってきていて、
何かに突き動かされるように、ちょっとお掃除をしました。

どこもかしこも汚れたままでは、新しい年を迎えるのに罪悪感があります。

「お正月」というのではなくても、やはり新しい年ですものね。

心機一転、気持ちを切り替えて前に進むためにも、
実はそんなに大々的にではありませんが、少しだけ・・・ね。

夕方から頭痛がして、早々に終了しましたけど(笑)


昨日で仕事納めで、1月4日までお休みです。

あーもう2日で今年が終わっちゃう!

否応なしに、時間は経っていきます。

時は待ってくれない。
でも、時間が解決してくれることもありますね。
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連日投稿 [パソコン、ブログ]

妹のことがあって、毎日ごたごたしているうちに、
当然というかなんというか、連日投稿は途切れました。

私なりに頑張ってきたつもりですが、とにかく途切れてしまい、
それはいいのですが、モチベーションがだだ下がり。。。

妹の死による精神的なダメージに、連続投稿が途切れたショック(笑)

そんなことから、なんだかどうも、どーでもよくなってしまいました。


妹のことで、良きにつけ悪しきにつけ毎日いろいろなことを考えるので、
こんな能天気な私でも、鬱気味な気分。

いや、鬱ではありませんけど、鬱っぽいという感じ。

あーすればよかったこーすればよかったと、考えてもしょうがないことを考えて、
後悔してもしきれない気持ちを抱えてしまいます。


よく、認知症の症状で、趣味のことやテレビがつまらなくなると言われていますが、
何をしても面白くないのは、鬱の症状でもあります。

「こんなことじゃいけない」なんて思うと、もっと焦るので、
ボチボチ書ける時間があれば書いてみようと思います。

うーん、健康第一だというのは今回も身に染みたので、
夜更かしを避けて(と書いたら、娘が覗き込んで「既に夜更かし」と一言)、
いやそのぉ、今までの私と比べたら少しは早く寝ます。

とは言え、明日から年末年始休暇なので、
少しのんびりして英気を養いたいです。
(大掃除は???)

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もう一度だけおつきあいください [家族]

暗い話ですが、もう一回だけ書きます。
これで終わりにします。


妹が亡くなる2週間ぐらい前、うちに来た時言いました。
「あのさ、私今の仕事辞めなきゃならなくなるかもしれない」
「えーどうして?この頃体調悪くて休みがちだから?」

「違うの、今のお店、敷地内全面禁煙になるんだって。
社員がタバコ吸っちゃったら、解雇だって。
タバコ吸えないんじゃ私、辞める」

若い時からのヘビースモーカーで、タバコ代が値上がりしたときは、
私が「健康のためには、一箱2,000円ぐらいになっちゃって、
禁煙するしかなくなるのが一番いいんじゃない?」と言ってやると、
「そんなことになったら私、やせちゃう。ご飯食べないでタバコ買うから」
なんて言ってたのです。

妹が吸っていたLARKの赤い箱は、500円だったようで、
一日に1箱以上吸っていたので、そうとう生活費を圧迫したことでしょうが、
何があっても、タバコ代だけは捻出する執念でした(笑)


そう、糖尿病やお金の心配も、タバコで会社を辞めることもなくなり、
今はあの世で、10年以上前に亡くなった父と再会し、
一緒にもくもくタバコを吸いながら、
好きだったお酒でも酌み交わしていることでしょう。


89歳になる母には、まだしっかりしているだけに言えず、
母が死ぬまで内緒にしようねと、弟と話し合って決めました。
その母が将来あの世に行ったら、妹が先に居て、さぞかし驚くでしょうね。

「マミなにやってんの!どうしてここにいるの?」と大騒ぎします、きっと(笑)
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最期に立ち会えて嬉しい [家族]

今日、妹が倒れているところを発見してくださった、
職場のお二人にお目にかかってきました。


妹は紳士服売り場でしたが、なぜか食品部長と仲が良く、
売り場の女性に「マミさん今日は、初めて無断欠勤だったんです」と聞いたとき、
様子を見に行こうと言ってくれたのです。

部屋を訪ねて声をかけても返事が無く、ドアを開けてみたら開くので、
中に入って・・・というか、玄関ドアをあけたとたんに、
1歩入ったぐらいの場所に、妹は倒れていたそうです。
少しは予想がついたとは言え、目の当たりにした驚きは想像がつきます。


ちょっとしたご挨拶の品を渡し、固辞するところに、
「これは、マミがいたらぜひ受け取ってくれと言ったはずです。
あんなつらい目に遭わせてしまったのですから」と言いました。

すると、食品部長が、
「こういうものは受け取ってはいけないのですが、僕は敢えていただくことにします。
マミさんのお気持ちですから。
『つらい目』とおっしゃいましたが、僕はマミさんの最期に立ち会えて、
嬉しいです。
嬉しいというのもなんですが、非常に根性があって仕事もできて、
すごく頑張っていたので、尊敬していました。
だから、救急車が来た時も、職場に戻ってお姉さん(まほ)の連絡先を調べ、
お電話をおかけすればよかったのですが、マミさんに最後までついていきたいと思い、
申し訳ありませんでしたが、後にしました」

同僚の女性を、主婦なので家に帰して、自分が救急車に乗ってくれました。
搬送先の総合病院にも、結局死亡確認まで立ち会ってくれたのです。

そこまでしていただいたのは、本当に感謝でした。
嬉しいと言っていただいて、私もうれしかったです。

同僚の女性も、
「本当に仕事熱心で仕事が好きで、できる人でした。
最後の出勤(亡くなる4日前)の日も、体がつらかったと思いますが、
来たら閉店までいてくれて、最後のお客様には4万円ほどもお買い上げいただきました。
うちで4万円というのは、すごいことなのです」

新卒で就職してからずっと、販売畑でしたので、
最後にいい仕事ができて、本当に良かったと思います。


前の職場をやめたときに今の職場を勧めたのは私です。
同僚の皆さんにそこまでかわいがっていただいていた妹には、
今の職場が合っていたのでしょうから、強く勧めてよかったと思います。


ところで、妹の職場の方々が、ことごとく「やっぱり(私と妹が)似てらっしゃる!」
と、おっしゃいます。
初めてお目にかかったのに「マスクで隠れていて目しか見えませんが似ていますね」と。
食品部長は「声が似ていて、お姉さんとお話ししていると泣きそうになります」
ですって!(笑)
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普段真面目だったから [家族]

妹は、真面目なので、具合が悪くて仕事を休みがちでしたが、
決して無断欠勤はしませんでした。

昨日、具合が悪くて休んだから、今日も休めば察してもらえるだろう。
とは、考えなかったのです。

だからこそ、無断欠勤した時に会社の人が不審に思い、
部屋に行ってみてくださったのです。


私が次の日に行っても、半日ほど発見が遅れていたはずですよね。

遅番なので、11時頃出勤の妹は、
多分起きて支度していた時に具合が悪くなったのでしょう。

会社に行くつもりだったと思います。
だから、欠勤の連絡をしませんでした。

そこから発見されるまで、10時間以上経過してしまいましたが、
いつも用心深く、しっかりかけているカギが、あの日は開けてあったので、
会社の人が入ってくれることが出来ました。

もしかしたら、倒れてから必死で玄関のカギを開けたのかも知れません。

発見されたときには、体温も下がり血糖値は異常に高かったのですが、
息はありました。

救急隊員が来て、搬送場所を探しているときに心肺停止したそうです。

救急搬送され、総合病院で蘇生措置をほどこしてもらいましたが、
とうとう死亡が確認されました。

まるで、発見されるのを待っていたようです。

そういう気持ちがあったかどうかは分かりませんが、
アパートの部屋で亡くなって発見されたら、
事故物件になり、私に(家主に?)迷惑がかかると思ったのかも知れません。


亡くなる時まで、そんな気を使わなくても良いのに。。。
根が真面目な奴でした。


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人が居なくなるということ(長くて重いです) [家族]

11月27日・・・もうすぐ日付が変わる頃でした。

固定電話が鳴り、夫が出ました。
こんな時間に固定電話が鳴るなんて、ろくなことがありません。

夫が深刻な顔で応対しています。
それもけっこう長かったのです。

他の家族も、何か不吉なモノを感じ、夫の顔を凝視していました。


電話を切った夫が「マミが亡くなったんだって」
マミとは、私の5歳違いの妹です。


仕事を無断欠勤したのを心配して、職場の人がアパートに行き、
21時半ごろ、倒れている妹を発見してくれたそうです。

そして救急車を呼び、病院に搬送するときに付いて行ってくれました。

私は妹の職場の保証人になっていましたが、連絡先を探すのに手間取り、
連絡の電話を受けたのは23時半になったのです。


それからはたいへんでした。
搬送された総合病院に行き、待合室で妹の検査が全部終わるのを待ちながら、
亡くなったのは病院ですが、発見されたとき倒れていたので事件性が無いかどうか、
警察の人に色々聞かれたり、その後妹のアパートに行き現場検証。

妹の死後の始末が整って、浴衣を着せてもらってやっと対面し、
その後葬儀屋さんを手配し、遺体を安置する場所を確保してもらい。。。

何が何やら分からないまま、一睡もせずに翌日になりました。

新型コロナのことがあるので、
いわき市の弟に連絡するも、来なくていいよと言って怒られましたので、
うちの家族と、いわき市の弟夫妻と、夫の弟、近くに住んでいる親しい従妹と、
総勢8人で送り出しました。



実は、1ヶ月ほど妹は体調が悪く、仕事を休みがちでした。
目が回るというのです。

糖尿病を抱えて、お腹に針をさして血糖値を計りインシュリンを自分で打っていました。
血糖値のコントロールは出来ていたはずなので、
それでもこんなに体調が悪いなら、お医者さんに診てもらいなさいと、
再三伝えていました。

そんな状態だったので、毎日メールして安否確認し、
2日に一度は彼女が家に来て、ちょっとした会話をして食事を渡していました。

一日分ではなく、家庭料理ですがバランスを考えた食事と、
湯せんで食べられるレトルト食品や缶詰等、そして果物などを渡していました。

亡くなる2日前も会いました。
前日もメールでやり取りしていました。
(その前日のやり取りで、その日は担当医が居る日だというので、
診てもらいに行きなさいと言ったのですが、先の予約が狂うとか、
仕事の段取りがどうだとか、予約日以外に行くと長く待たされるのが苦痛だとか、
そんなことで行きませんでした。あの日に行っておけばと今でも胸が痛みます)

当日は金曜日で私は仕事に行っていました。
メールに返事が無かったので、
土曜日にでも覗いてやろうと思っていた矢先に警察からの電話があったのです。



大好きだった義母が亡くなった時は、もちろん悲しかったのですが、
病気で入院していたので、家族でそれなりの覚悟が出来ていたのだと思います。

でも、妹の場合は、私も亡くなるほどとは思っていなかったし、
おそらく本人もそうでしょう。
あまりにも突然の知らせで、私も混乱しました。

夫に、「マミが?」「マミが亡くなったの?」「本当にマミが死んだの?」
と何度も確認しても信じられませんでした。

それは、遺体と対面し、火葬し、あの世に送り出してからも実感が湧きません。

お別れの式をしたり、いろいろな手続きがあったり、彼女の部屋に行ったり、
実感が湧かざるを得ない現実があるのに、今でもまだ泣くことができません。

1人になっても考えることは、「あー〇〇のことも連絡しなきゃ」とか、
「元職場の〇〇さんに連絡することになってた」「区役所に証明書もらわなきゃ」とか、
そういう手続き的なことが多く、超がつくほど現実的なのにね。


で、パソコンを開く暇も気力もなく、今日まで来ました。
昨日親知らずさんとお目にかかって、いろいろと聞いてもらい、
ちょっと吹っ切れたかな。

もう少しして、すべて片付いたら泣けるかも知れませんね。


私の中でも整理がついていないので、記録としてもここに書き残そうと思います。
これからしばらく、こんな暗い投稿が続きそうです。
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